Photosmart C4490を Ubuntu9.10 で使えるように設定した記録。
まずいきなりトラブルとして、CUPSにアクセスできない。
CUPS(Common Unix Printing System)とは Unix系OS用の印刷システムです。
CUPSがインストールされていれば、ブラウザで
http://localhost:631/
にアクセスすることでプリンタの設定が可能です。
ところが http://localhost:631/ にアクセスしようとしても
正常に接続できませんでした
localhost:631 のサーバへの接続を確立できませんでした。
というエラーが出てしまう・・・。
そこで cups を再インストールすると、無事接続できました。
ただし cupsのアンインストール時に
hplip 等も一緒にアンインストールされてしまうので
hplip-guiも再インストール。
※ヒューレット・パッカード(Hewlett-Packard、通称HP)の販売するプリンタは
Linux用のプリンタドライバ hplip を無償提供してくれています。
hplip-guiはそのGUI版。
hpilp-guiをインストールしたら、
システム>設定>HPLIP TOOLBOX を起動。
No Installed HP Devices と出た。
Setup Device…をクリック。
USB接続で、プリンタが出てきた。
適切な PPD file をファイルブラウザから選択したら「Add Printer」でプリンタの追加が完了する。
もし自分のプリンタ用の PPDファイルが見つからない場合には
Synapticで 「ppd」を検索して、手当たり次第にインストールしてみれば良い。
※PPDファイルとは、PostScriptプリンターの機種ごとの情報が記録されているファイルのこと。
印刷可能な紙のサイズ、メモリ構成、プリンタの最小のフォント・セットなどを指定したりする、プリンタ・メーカーにより作成・供給されるテキスト・ファイルである。
Ubuntuでは、/usr/share/ppd/ の中に、いろんなPPDファイルが入ってました。
ちなみにPhotosmart C4400シリーズのPPDファイルは、hpijs-ppds をインストールした中に発見。
PPDファイルのインストール後は、ターミナルからCUPSを再起動する必要があります。
sudo /etc/init.d/cups restart
HPLIP TOOLBOXはインク残量の確認や用紙設定などをGUIで行えるので何かと便利です。
あとは普通に各アプリケーションから「印刷」ができるはずです。
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